人の多い喧騒から離れて
騒音溢れる街中を抜けて
走って 走って 駆け抜けて
閑静な場所に辿り着く
耳を澄ませて
目を凝らすと
”孤独”の姿が微かに見えて
声がうっすら聞こえてくる
私は”孤独”がどこかへ飛んでいってしまわないよう
そうっと 両腕で抱きしめる
ひんやりと ”孤独”が体の熱を奪っていく
だけどそれが 人混みの暑さに中てられた
私にはとても心地いい
後ろ指を指されることもあるだろう
「ねえ、そんなんで人生楽しいの?」って
私はこれでいいのだよ
だから 放っておいてほしい
どうか もう少しだけ