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七五調夢幻行之伍

 

増える禁忌に 沈むは倫理

 

美醜批評と 選民思想

 

思考停止で 「お上の意向」

 

干したタオルに 夏を感じて

 

重視するのは セキュリティ

 

やっと手にした 安息の場所

 

失う訳にゃ いかないからさ

 

「多様性を!」と 語った人が

 

他者の思想を 断罪したり

 

蝉のしぐれが リズムを刻み

 

雨の溜まった 解体現場

 

鼻のアブラと デコのテカりと

 

あらぬところに にきびが出来て

 

フローラルより シトラス

 

入道雲の 高みを見上げ

 

駅にゃ開かずの コインロッカー

 

夕焼け映す 真っ赤な雲と

 

空に広がる 水平線と

 

人とやり取り 交わした時間

 

独り静かに 豊かな時間

 

くすくすふふふ けらけらと

 

なんの因果か 判然とせず

 

肌の調子が やたら良し

 

去り行く者に 石を投げずに

 

トリックスター 気取った未熟

 

海より深く 返せぬ恩と

 

ついぞ返せぬ 怨の山

 

過ぎた過去には 黒き雲

 

向かう先には 青き空

 

ジャガイモ食べて 体は重く

 

陰口のみを 本音と信じ

 

走る自転車 風を引き連れ

 

始めちょろちょろ 中ぱっぱ

 

風が凪いでも 侮るな

 

ただ粛々と 淡々と

 

二条通りで 待ち合わせ

 

九条通りで お別れさ

 

影とお別れ また明日

 

美し過ぎて 恐ろしく

 

面白すぎて 物悲しいの

 

壁が暑くて 助かった

 

疲れたときは 「疲れた」と

 

しんどいときは 「しんどい」と

 

音を口から 吐き出すことが

 

きっとあなたを 守ってくれる

 

偽善を嫌う 「正直者」が

 

寄る辺無いまま 火の粉撒く

 

平均的な 気の触れかたと

 

個性が過ぎる 気の違いかた

 

指のひび割れ 秋の訪れ

 

人を呪わば 穴二つ

 

人を祝わば 花三つ

 

鈍磨するのが 救いなら

 

私は決して 求めない

 

眠り続けて 八十余年

 

誉めて讃えて 祀り上げ

 

飽きて捨てての 暇潰し

 

 

 

俗世の欲の 波に揉まれて

 

楽しみ1つ 見失ったり

 

外野の声を 置き去りにして

 

脇目もふらず 走り抜く

 

そんなピリピリ しなくても

 

皆等しく いずれ死ぬ

 

暗き思索の 迷路を抜けて

 

日々に戻って 来れること

 

形而上者の 仮免許

 

差し出したもの 受け取ったもの

 

割に合うのは 何時の日か

 

舞いて踊りて でんぱさん

 

邪悪と無能 蔓延る世にて

 

あなたを想い 平穏願う

 

とりとめの無い 言葉の群れと

 

世を儚んで 生きていく

 

ここが世界の 果てならば

 

やっと一息 つけるかも

 

L-System Studio にて作成

では、縁が合ったらまた次回