過去記事はこちら

アクセスカウンター

想像しい(騒々しい)

今日の生命~及び定期的に高確率でやって来る非日常について~

 

台風8号が我が家の近くにやって来る半日ほど前

 

玄関のドアを開けると、半歩左の地面に一匹のセミが裏返っていた

 

見るからに虫の息で「このまま放っておくよりかは土の上に移しておくべきだろうか」と思いながらしゃがんで観察すると

 

僅かながらも足をじたばたさせている

 

ならばと手頃な棒で表返すとゆっくりと歩き始めたので、そのまま出掛けることにする

 

所用を済ませて帰ってくると、セミは前よりも数十センチほど進んでいたのだが

 

丁度玄関ドアの真ん前に位置してしまったので「このままだとドアで轢いてしまう」と、ティッシュペーパーと手で少しずつ後ろから追いやって安全な場所まで

 

「鳴けるだけの体力が残っているならもう少し生きられよう。達者で暮らせよ」という気持ちで帰宅した

 

台風一過で日差しの照りつけるなか、姿を消したセミを想い

 

『ほどよい距離と関係性で、他の命と接し関わる事ができた』ような実感をちょっぴりと覚えた

 

 


f:id:yokkorasyo_dokkoisyo:20220815064221j:imagegrapherにて作成

 

では、縁が合ったらまた次回。